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プラハ!を観て、サントラを買って帰ってきた

Posted at Sat, 03 Jun 2006 in theater

渋谷のわかりにくいところにある映画館で、チェコの映画「プラハ!」を観てきました。
ちょっとレトロな時代のチェコで可愛い女の子が恋をする物語です。あ、ミュージカルです。突然踊り出したりするのが苦手な人は注意。

正当派美人・個性派美人・夢見るメガネ娘の3人が恋に憧れて一夏の恋愛をする…けれど彼女たちが見定めたお相手は実は脱走兵で終われる身……。
とかいうストーリーは正直どうでもいいといえば良くて、ひたすら女の子がかわいー、音楽がたのしー、画面がおシャレー、とか思いながら観てました。服も可愛いしダンスも可愛い。それもスカしたかんじのきざったらしいそれではなくて、ちょっと外した感じのレトロで愛らしい素敵さなのです。

映画を見終わってからいつもパンフレットも買わずに帰るのですが、サントラが売っていたのでつい買ってしまいました…ここで買い逃したら再び買う機会があるのか、って思っちゃったからですが。
いまも聴きながらこの文章を書いてます。チェコ語なのでホントなに言ってるかわからないのですが(訳詞もついていないし)それがまたわけわからなくて楽しいです。



陽気で楽しくて明るい「クレイジー・フォーユー」

Posted at Thu, 20 Apr 2006 in theater

今年最初のミュージカル観劇。劇団四季の「クレイジー・フォー・ユー」を観てきました。劇場は浜松町の四季劇場[秋]。[春]と同じ建物で、左右対称に2つの劇場があります。自由劇場もすぐ近く。

「クレイジー・フォー・ユー」は、私が思い描いていた「ミュージカルってだいたいこんな感じ」にぴったりとあてはまるような作品でした。普通のセリフの合間あいまにいきなり歌い、踊りだす俳優。必然性もないのに出てくるバックダンサー。 衣装もハデハデで意味もなく羽が生えてたり、ありえないよー! な色づかいだったりしてカラフル。典型的ではありつつも微妙にムリのあるストーリー展開。そのテーマはもちろんラブ。そして、最後はとにかく盛大なハッピー!エンド。

だいぶミュージカルに偏見があります。でも実際にこういうミュージカルが存在するから偏見というわけでもないのかな。
オペラとミュージカルの違いは悲劇かハッピーエンドかの違いという説が私の中にはまだけっこう根強く残っていてしまうのです。もちろん実際にはそんなことはないわけですけど。

それにしてもステージの上の俳優さんたちは本当によく踊って歌って跳ねてました。楽しいときは楽しいように、つらいときはつらいように。このミュージカルの中で「ショー」をやる、いわゆる劇中劇のようなシーンがあるのですが、そこなんて本当に踊りがすごい。わ~、って魅入ってしまいました。振り付けがすごい独特な部分があって、女性を楽器に見立てたり、ツルハシをつかってダンスをしたり、それがまたとても良かったです。

そして、劇の最初から最後まで要所要所に出てくるタップダンス。タップダンスってなんであんなにも「きまる」ものなのかとても不思議です。ひとりでもいいし、大人数でもまた別の迫力がでる。さらに、お盆の上で踊ったり屋根の上で踊ったりしていてとても多彩なみせかたが楽しめました。

ミュージカルの、明るくて楽しくてハッピーな部分だけを抽出したような陽気なミュージカルです。なんだか最近疲れたなー、とかいうときにまた見に行ってしまうかも。



有頂天ホテル

Posted at Sat, 18 Feb 2006 in theater

結局誰が有頂天だったのか? なにが有頂天だったのか?

よくわかりませんでしたが『有頂天ホテル』を観てきました。

テンポ良くリズミカルでなにも考えず笑える。んでちょっとシンミリした感じのエピソードもいれつつ大団円というなかなかに良いテイストの映画でした。邦画ももっとこういう作品が増えてくれればいいのに……というか私が知らないだけで沢山あるのかな。

テンションをあげてワーワーオモシロイ!!っていうのが最近多いような気がするのですが、三谷作品はテンションはそんなにあげすぎないところが良いのだと思います。テンションはあがってなくてもテンパっていたりはするのですが、テンパりさんを見ても『あー、この人テンパってるね』ぐらいに思っておけばいいだけなので自分は巻き込まれたりすることは……でもたまに感染することはありますね。でもスクリーン越しには感染しないんじゃないかと思います。

伊東四朗の白塗りは要チェック。



あらしのよるに

Posted at Tue, 10 Jan 2006 in theater

セカチュウ、イマアイ、電車男、春の雪、ときて純愛ブームに続く映画はこれしかないと思います。
「あらしのよるに」。

あらしのよるに、真っ暗な小屋の中で出会ったた子ヤギのメイとおおかみのガブ。お互いに相手がヤギ/オオカミだと信じたまま、二人は闇の中で自分と相手がそっくりなことにおどろきながらも親交を暖めます。そして嵐はやんで、二人は翌日また会うことを約束してから互いの住む山へと帰っていきます。明くる日再会した二人はお互いの正体を知ってびっくりしますが、嵐の夜に育てた友情は食う・食われるの関係ぐらいで壊れたりしないのでした。

というわけで一応友情のストーリーと銘打ってはあるのですが、その密度はもはや愛情クラス…Like ではなくて Love の物語なのです。
映画を見ながら私は思わず余計な心配をしてしまいました……この映画(童話)を見て育った子どもたちがこの2人の関係を基準にしてしまわないだろうか、と。

古いところで言えば要するに「ロミオとジュリエット」的な結ばれてはいけない2人の物語なのですが、人間同士だとさすがに食物連鎖の関係は発生しないわけで……映画を見ているとこの子ヤギが本当においしそうに見えてしまうので、オオカミのものすごい忍耐力に驚嘆してしまいます。そして子ヤギののほほんっぷりにちょっとハラが立つのです。

食べようか、食べるまいか……恋愛においてこんなクエスチョンが見られる映画はたぶんこれだけだと思います。ここで食べればお腹いっぱいになる。ここで食べれば生き延びることができる…でも食べちゃったらこの「ひみつのともだち」はもう世界のどこにも存在しなくなる……。

映画館に行くとお子様がにぎやかな場合もあるかもしれないのでビデオで借りるのがいいかもしれません。
おすすめです。



劇団四季・ミュージカル『オペラ座の怪人』

Posted at Thu, 29 Dec 2005 in theater

前回 CATS を観たときの予定通りに劇団四季のミュージカル『オペラ座の怪人』を観てきました。

劇団四季のミュージカル『オペラ座の怪人』はオペラ座の地下に住む怪人と若く美しい女性歌手クリスティーヌ、彼女の幼馴染のシャニュイ子爵の3人が繰り広げる三角関係が描かれる悲恋の物語です。
ガストン・ルルーによる原作『オペラ座の怪人』(原題:Le Fantome de l'Opera・1910年発表) にイギリスの作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが曲をつけて1986年にロンドンで初演されたもので、世界中で一番ヒットしているミュージカルとも言われるほど人気が高いそうです。

会場は汐留にある四季劇場[海]。いつも思うんですが四季劇場って[春][秋][海]なのはなんでなんでしょうか。夏と冬は?
けっこう大きいホールでした。比較対象が専用とはいえ仮設劇場だった CATS だからかもしれませんが、舞台がかなり遠い印象をうけます。B 席だったので余計遠かったというのもあるんですが。

観終わったあとすぐの感想は「あれ?」でした。あれ、これで終わりなんだ? という印象。そして疑問が次々と噴出して納得できない……という結論に。なんでクリスティーヌはあそこであの行動をとったのか? 結局怪人はなんでああいう行動をしたのか? わからない部分がけっこうありました。それも物語の細部ではなくてメインストーリーの部分でも。

というわけでストーリーとしては釈然としない物語であったにもかかわらず、ミュージカルとしてはとても素晴らしかった! と思わざるを得ないのが余計に釈然としないのですが、音楽がとても良かったです。

感情を伝える手段としての音楽ってすごい! ということをつくづく感じました。怪人の歌う悲痛な調べやクリスティーヌの澄んだ歌声がずっと余韻として残っている感じです。

この勢いでもって映画も観ようと TSUTAYA に行ったのですが、25本ぐらいある DVD がすべて貸し出し中でした。

Links

オペラ座の怪人 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/オペラ座の怪人
劇団四季 ステージガイド オペラ座の怪人
http://www.shiki.gr.jp/applause/operaza/



ブックミュージカルとブックレスミュージカル

Posted at Thu, 22 Dec 2005 in theater

以前、劇団四季のCATSを観たときに

ミュージカルといっても、演劇系のストーリーのあるものを期待していくとおそらくがっかりすると思います

という感想を書いたことがあるのですが、Wikipedia のミュージカルの項目をを見ていたら CATS はストーリーがないミュージカルの代表、ということがちゃんと載っていました。

全編を通じて一貫したストーリーが進行するブックミュージカルと、ストーリーが無いブックレスミュージカル(またはコンセプトミュージカル)がある。ブックレスミュージカルの代表例としては『CATS』や『コーラスライン』が挙げられる。

ミュージカル - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB

「ブックミュージカル」「ブックレスミュージカル」という言葉をここではじめて知りました。

私は映画や演劇や本を見るときにできるだけ「そのものに関する情報」をシャットアウトしたいと思うほうなので CATS を観にいったときも「猫が出てくるミュージカル」というぐらいの本当にアバウトな基礎知識で行きました。というのは、他の人の具体的な感想や鑑賞のポイントをあんまり頭に入れてしまうと、ついそれを確認しがちになってしまいやすいし、なるべく先入観の少ない状態で観たいと思っているので。

そうはいっても「CATS はブックレスミュージカル」というのは私にとってけっこうクリティカルな情報だったので知ってから行っていれば良かったと思います。事前情報の匙加減というのもなかなか難しいところがあるかもしれません。

でも、同じく Wikipedia の CATS の項目を見ても「CATS はブックレスミュージカル」という情報は載っていないんですよね。ミュージカルファンにとってこの情報はあたりまえすぎる情報なのか、それともブックミュージカルもブックレスミュージカルもほとんど同列に扱えるのか、「原案は詩集」というあたりでそれを察することができるのか…ちょっと不思議です。

Links

ミュージカル - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB
キャッツ (ミュージカル) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%84_%28%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%29


春の雪

Posted at Mon, 12 Dec 2005 in theater

なんで今時分に(ブームでもないし死後○年というのでもないしそもそも古い文学小説を映画化して観客があつまるのだろうかというご時世なのに)三島由紀夫をやるんだろう、と思いながら映画「春の雪」を見に行ったのですが、その疑問はとくに氷解されないまま帰ることになりました。
たぶん「春の雪」という作品が面白いから、というだけの理由だと思います。もう少し現代風な脚色とか解釈とかが入っているかと思っていたのですが(現代版にアレンジされた「真珠夫人」みたいに)、そういうものは一切ありませんでした。
純愛ブームの波にのったということなんでしょうか。

「春の雪」は三島由紀夫原作の小説を映画化したもので、監督は行定勲、主演は妻夫木聡・竹内結子です。舞台は明治時代。侯爵家の子息・松枝清顕(妻夫木聡)と伯爵家令嬢・綾倉聡子(竹内結子)は幼なじみ。聡子は清顕を慕い言葉や行動の端々にそれをのぞかせるが清顕は取り合おうともせず、親友の本多と聡子を結びつけようとさえする。しかし聡子の縁談が決定したことを契機に清顕は自分の心に気づき────。

主演の妻夫木聡と竹内結子がとても素晴らしかったです。妻夫木聡はウォーターボーイズにも池袋ウェストゲートパークにもでていて、しかもウォーターボーイズでは主演だったらしいのですがさっぱり記憶に残っていません。池袋ウェストパークを観たのだって2ヵ月前ぐらいなのですが…。

原作がやはり古いので口語としても古く、セリフが固かったりくどかったりするので前半セリフに喋らされている感があったのですが、次第に演技がどんどん良くなっていきました。清顕の狡さや非道さがものすごく良かった。それに翻弄される聡子の目の表情がとてもせつないのです。

見終わったあとはしばらく呆然としていました。すごいものを見たな、とぼんやりそれだけを思っていました。

要するに清顕がお馬鹿なお子様だったという話だともいえるのですが、それでもやはりスクリーンを通してなにか私を圧倒してくるものがありました。本当にすごい。

みんな映画館で清顕の阿呆っぷりを堪能してきたら良いと思うのです。少なくとも私は堪能してきました。

最後にどうでもいい話を。清顕のパジャマの趣味についてつっこみたかったのですが、どんどん映画の緊迫感が高まっていってしまうので最後までツッコミ損ねた感が残っています…。
清様、もうちょっと安眠できるパジャマをお召しになったほうが良いのでは。