朝寝して宵寝するまで昼寝して時々起きて居眠りをする
『着付けのヒミツ』を Twitter でおすすめされて、購入してみました。だいぶタイムラグが出てしまいましたが、着付けの本です(そのまんまですが)。全ページフルカラーですが、着物雑誌のムックらしく「こんなシーンでこんなコーディネートで着物を着ると素敵」というページが入っていたのでそこを削ってもう少し値段を押さえて欲しかったなぁ、という印象です。
着物を着たことのない、まったくの初心者がこの本で着れるようになるのか・・・というのは少し疑問ですが、人に着付けてもらって何度か着たことがある、着物を着る人が身近にいる、そんな人なら大丈夫じゃないでしょうか。あ、浴衣を着られるぐらいの人なら平気かもしれません。
ざっと読んだ感じではそこまで丁寧に教えるのではなく、要所要所のポイントをきちっとおさえてきれいに着れるようになるための本だと思いました。つまり、とりあえずは着れる人向け。でもざっくりながらも着付けの基本はひととおり見られるので、本1冊できれいに着られるようになりたいという人は本屋さんで見てみることをおすすめします。
その上で「帯枕(あるいは他の専門用語)ってなに?」というレベルであれば他の入門書が良いのではないでしょうか。
この本ではけっこう着付けに対するイメージが変わりました。特に補正や紐の使い方が自分と全然違います。先日着付けてもらったときとはもう全く雲泥の差といっていいぐらい、紐も補正も少なめです。
基本は写真での説明ですが、欲しいところにはちゃんとイラストが入っているのも重要。年代別の帯枕の使い方や身幅の調整、おはしょりのバランスなど「きれいにみえる」ために着るためのコツが沢山です。
着付けがうまくいってない場合のビフォーアフターが3例ほど載っていましたが、これはもっと欲しかったなぁ。
つぎは実践編を書けるようにあえてこのタイトルにしてみました。