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Wed, 05 Sep 2007

木堂 椎『りはめより100倍恐ろしい』

Posted at Wed, 05 Sep 2007 in book

りはめより100倍恐ろしい

りはめより100倍恐ろしい
木堂 椎
角川書店 / (2006-02-22)
 
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「リハメ」という不思議な語感につられてこの本に興味を持ちまちた。正確には「いじ『り』『は』いじ『め』より 100倍恐ろしい」、なのですが、そんなタイトルだったらきっとこの本は購入しなかったでしょう。 
ストーリーはそれほど難しくありません。「いじられるキャラ」(=「いじり」)にならないように必死でうまく立ち回ろうとする主人公、それは彼がかつて「いじり」にあったことがあるからにすぎない。オビに「すべてがケータイで書かれた世界初の小説」と書かれているように、作者のおそろしいまでにリアルな描写に引き込まれてしまう。多分それはもう上手い,下手、そういう次元を超えた先にある物がこの小説を先へ先へと読ませてしまうのだと思います。

「いじり」も「いじめ」の一種である。
読み終わったときの私の感想はこれでした。そんなの、日本のどこにでも蔓延しているんじゃないか。部活で、サークルで,会社の飲み会で,そして TV の中で。
それに関わってないなんて私は口が裂けても言えない。でも、誰もが傷つかずにおもしろい話をして場を盛り上げられるのなら、本当にそれに越したことはない。それだけは強く強く思いました。

りはめより100倍恐ろしい (角川文庫 こ 28-1)
木堂 椎
角川書店
2007-08
定価 ¥ 460
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