朝寝して宵寝するまで昼寝して時々起きて居眠りをする
梅田望夫氏のこの日記を見て気になっていた カズオ・イシグロ氏の『わたしを離さないで』を読了。いわゆるホラー小説…怖がらせようとしている小説とは違うのですが、怖い。ぞくぞくっとくる怖さがありました。それはたぶん氏の筆力、そして訳者の力によるところがおおきいのではないかと思います。過度に抑制された文章が放つなんとも言い難い空気があります。
だから本当に怖いのは読んでいる瞬間よりも、そのもっとずっとあと。ふっとある瞬間にこの小説のことを思い出してしまったときではないでしょうか。
濃密にリアルな…リアルすぎる別の世界を味わうことができる作品。ぜひぜひ、一気に読み終えるだけの時間をもって読むことをおすすめしたいです。