朝寝して宵寝するまで昼寝して時々起きて居眠りをする
『アンビエント・ファインダビリティ』の出版記念イベントに行ってきました。会場はデジタル・ハリウッド大学院で、先着130人無料だったのですが、けっこうすぐに埋まってしまったようです。予約が取れて運が良かったかも。
少し遅刻して行ったので、この本の編集者の人のプレゼンは聞き逃したのですが、なんとか翻訳者の浅野さんの発表には間に合いました。
以下気になったキーワードなど。
知らない情報を見つける、というのは、知らない情報とめぐりあう、ということだなぁとぼんやり思う。小さいころには「存在するかどうかということにすら考えも及ばなかった」情報にアクセスし、閲覧し、利用しているというのはけっこうすごいことだ。
存在するはず、と自分で思っている情報には検索エンジンを使えばめぐりあう可能性がとても高い。(あるいは図書館で調べるとか)でも、まったく新しい未知の情報にアクセスする手がかりとなるのはやっぱりヒトというメディアなのかもしれない。
アンビエント・ファインダビリティ ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅
Peter Morville
オライリージャパン / ¥ 1,995 (2006-04-01)
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Amazon には在庫がないみたいです。
余談…日曜日にクリーニング屋に行ったら、たまたま先客の人が「アンビエント・ファインダビリティ」を持っていて驚く…学生なのかな。この本を買うかどうかはまだ迷っているところ。
図書館用語のマークって MARK だっけ MARC だっけ、ということが突然気になって調べたら、Wikipedia に図書館情報学用語の一覧が存在することを知りました。
マークは M の項に載っていました。MARC が正解でしたが、記事はまだかかれていないようです。
知らない分野に踏み入るときに、こういった用語の一覧があるというのはけっこう重要なことかもしれません。Wikipedia はこうやってディレクトリ的なアクセス方法もちゃんと提供しているんですね。
他にどんな一覧があるのか探してみると「一覧の一覧」というのもありました。「用語の一覧」もこの中に章がが設けてありますが、「図書館情報学用語の一覧」は載ってないみたい。
一覧、というカテゴリもあって、こっちには載っていました。ものすごいいろんな一覧があって楽しそうです。
ちなみに MARC というのは Machine Readable Catalog の略称で、コンピュータで可読可能な形式の図書データベースのことです。Amazon で本の紹介文が「内容(「MARC」データベースより)」となっていたりしますね。
Firefox でタブを縦に表示する拡張「Vertigo」があることを発見。横のままだと10個もタブを開いたら表示しきれないのですが、縦にするとかなーりたくさん表示できます。
今までは、タブをたくさん開くときは Tab Sideber という拡張を利用していました。これは画面を見てもらうとわかるのですが、それぞれのタブのサムネイルがサイドバーに一覧表示されるという拡張です。タブ名だけでタブを選ぶよりもわかりやすし、サムネイルに表示されるボタンで、戻る・進む・中止・更新といった操作が行えるのも便利。ただ Vertigo と比べるとどうしても一度に見られるタブの数は限られます。
しばらく両方使ってみてどちらかに絞ろうと思います。
今年最初のミュージカル観劇。劇団四季の「クレイジー・フォー・ユー」を観てきました。劇場は浜松町の四季劇場[秋]。[春]と同じ建物で、左右対称に2つの劇場があります。自由劇場もすぐ近く。
「クレイジー・フォー・ユー」は、私が思い描いていた「ミュージカルってだいたいこんな感じ」にぴったりとあてはまるような作品でした。普通のセリフの合間あいまにいきなり歌い、踊りだす俳優。必然性もないのに出てくるバックダンサー。 衣装もハデハデで意味もなく羽が生えてたり、ありえないよー! な色づかいだったりしてカラフル。典型的ではありつつも微妙にムリのあるストーリー展開。そのテーマはもちろんラブ。そして、最後はとにかく盛大なハッピー!エンド。
だいぶミュージカルに偏見があります。でも実際にこういうミュージカルが存在するから偏見というわけでもないのかな。
オペラとミュージカルの違いは悲劇かハッピーエンドかの違いという説が私の中にはまだけっこう根強く残っていてしまうのです。もちろん実際にはそんなことはないわけですけど。
それにしてもステージの上の俳優さんたちは本当によく踊って歌って跳ねてました。楽しいときは楽しいように、つらいときはつらいように。このミュージカルの中で「ショー」をやる、いわゆる劇中劇のようなシーンがあるのですが、そこなんて本当に踊りがすごい。わ~、って魅入ってしまいました。振り付けがすごい独特な部分があって、女性を楽器に見立てたり、ツルハシをつかってダンスをしたり、それがまたとても良かったです。
そして、劇の最初から最後まで要所要所に出てくるタップダンス。タップダンスってなんであんなにも「きまる」ものなのかとても不思議です。ひとりでもいいし、大人数でもまた別の迫力がでる。さらに、お盆の上で踊ったり屋根の上で踊ったりしていてとても多彩なみせかたが楽しめました。
ミュージカルの、明るくて楽しくてハッピーな部分だけを抽出したような陽気なミュージカルです。なんだか最近疲れたなー、とかいうときにまた見に行ってしまうかも。
howm ファイルを大量に開いたときに、どのバッファがどのファイルかわからなくなるので、バッファ名を howm のタイトルに変更するようにしてみました。スクリーンショットの上2番目がが適用前、下のふたつが適用後です。
新規作成の場合には、タイトルがないので適用されません。
1 メモ 1 ファイルでない場合にはあんまり意味がないかも。
howm-init.l に記述します。
;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;; ■ howm ファイルのバッファ名をhowmデータのタイトルに (defun change-buffer-name-to-howm-title () (save-window-excursion (let ((title (string-trim " =" (buffer-substring (progn (goto-char (point-min)) (point)) (progn (goto-eol) (point))))) (prefix "H: ")) (when (and (get-buffer-file-name) (> (length title) 0)) (rename-buffer (concat prefix title)))))) (add-hook 'howm-mode-on-hook 'change-buffer-name-to-howm-title)
前回 HE-grep.l を使って普通の grep っぽく howm フォルダを検索するところまでいったのですが、やっぱり howm 標準の検索機能のほうが便利なので、howm の検索時に Hyper Estraier を使うことに。
やりかたは HE-grep.l のページの下のほうに書いてあります。howm-init.l に記述を追加するだけ。で、多分いきなりこの設定をやっても動かなくて、インデックスを作ったりいろいろする前準備が必要だと思われます。(HE-grep を使って howm のデータを検索する でやった「検索実行」の前までのところ)
実はちゃんと Hyper Estraier で検索できているかどうか自信がないのですが、検索速度はかーなーり速くなったので多分導入できています。コマンドプロンプトが一瞬出てくるので正しいのかな。
好きな作品があって、その作品という海の中でぼんやりちゃぷちゃぷ浮かんでいることができるというのは、つくづく生産性が低いような気がするけれど、自分の中ではけっこう上位のシアワセの中に入るんじゃないかと思うのです。
というわけで、東京町田市の映画館まで『オペラ座の怪人』を観に行ってきました。
東京は狭いようで意外と広くて、町田までどれぐらいかかるかと調べてみたら約1時間。しかもなんかやかで 20:00 開始の回でないと観られない…というところに気がついてちょっとくじけそうになりましたが、次に映画館で見られるのがいつになるかわからないし! ということでガタゴト電車で出かけました。
町田市にある映画館「まちえい」はこぢんまりとした映画館で、遅い時間帯だったせいか客席もかなり空いていました。年齢層はやや高め。『きみに読む物語』と『オペラ座の怪人』の2本立てで千円です。
DVD もサントラも持っているので、私の中では何度も反復されている物語なのですが、ふと気がつくと物語の中にどっぷり沈んでいました。やっぱり大きいスクリーンはいいなぁ。でもなんだかよくわからないですがなんとなく物足りない感じもしました。なんでだろう。もっともっと大きいスクリーンを求めていたのかな。
上映は今週の金曜日までです。
howm-helper を使って howm の検索を grep に任せることで以前よりもだいぶ早くはなったのですが、それでもやっぱりもたつきが気になるときがあります。
なのでちょっとアプローチ方法を変えて、howm ではなく HE-grep で howm のデータを検索してみることにしました。
HE-grep は Hyper Estraier という全文検索エンジンを使って Grep を行うための xyzzy 拡張 Lisp です。
検索エンジンがちがうだけで要は Grep なので、howm の検索とは別物です。
手順としては
という感じ。
xyzzy の Netinstaller から HE-grep をインストールします。手動でインストールする場合は、HE-grep.l のページからダウンロードしてください。
Hyper Estraier のホームページ からWindows版のバイナリパッケージ(例:hyperestraier-1.1.6-win32.zip )をダウンロードして適当なディレクトリに解凍し、そのディレクトリにパスを通します。(Windows XP の場合、マイコンピュータ右クリック - プロパティから「システムのプロパティ」を起動し、「詳細設定」タブの「環境変数」ボタンから、環境変数 Path にそのパス(estcmd.exe が存在するディレクトリのパス)を追加します(なければ新規作成))
Hyper Estraier はインデックスを使って全文検索を行うので、検索する前にインデックスの作成を行う必要があります。インデックスの作成は HE-grep の機能にあるのですが、そのための設定を .xyzzy (または siteinit.l)に記述します。
(setq *HE-make-index-command-list* '( ( "C:/casket" "C:/bin/xyzzy/howm" "estcmd gather -pc CP932 -ic CP932 -cl -fh -sd -cm" "estcmd purge" "estcmd optimize" "howm(&h)" )
作成したインデックスを使って検索するための設定を .xyzzy (または siteinit.l)に記述します。
(setq *HE-command-list* '( ( "howm(&h)" "C:/casket" "estcmd search -sf -ic CP932 -vh -max -1" "C:/bin/xyzzy/howm" ) ))
xyzzy を再起動して、M-x HE-make-index と実行します。(M-x = Alt + x)ポップアップメニューが出てくるので howm を選択して、しばらく待つとインデックスの作成が完了します。
M-x HE-grep と実行して、ポップアップメニューが出てきたら howm を選択します(2度目以降は出てこない)。検索文字列を入力して Enter を押すと検索が実行されます。
grep を使うのと比べるとまぁまぁ速くなりました。grep だとコマンドプロンプトがぴょこっと出るだけでじーっとまたされますが、現在検索しているファイルがメッセージに表示されるので、体感速度がけっこうちがいます。
普段あんまりハッピーエンドを求めているというわけでもないのですが、それにしても東野圭吾の小説は希望とかをものすごい勢いで叩き潰しすぎなんじゃないかと。そんな感想をいだきました。ドラマにもなった『白夜行』読了です。ドラマのほうは観てません。
話の途中から探偵が出てくるのですが、この人目線の文章が多かったせいなのか私はこの探偵にだいぶ感情移入して読んでしまい、だから彼の結末にだいぶ納得がいかなくてもどかしい…それで余計に暗い小説だと思ってしまうのかもしれません。
しかもさらにこの小説が売れていて、ドラマ化して、ドラマの評判もけっこう良くて、というのが私には良くわからない…みんなこういう救いようのない話が好きなんでしょうか?
それとも私にはそう見えないけれど実は救われている話なのか。物語としていうならぜんぜん意味がわからない…
昼ドラ的などろどろさ加減だったらまだわかるような気もするのですが、この暗さにはだいぶ閉口しました。
読みながら似ているな、と感じたのは石田衣良の『池袋ウェストゲートパーク』。たしか1巻だったと思うのですが、乱暴な少年とさみしがり屋の女子高生の関係となにか通じるものがあるような気がします。……といいつつ、読み返してみたらぜんぜんちがう物語だったりして。
東野圭吾はまだ2冊目ですが、『容疑者Xの献身』のほうが私は断然オススメです。